警戒状態の時の侵入試行の感知に使われる警戒ゾーンは、BioStar 2.5で導入されました。侵入イベントが発生した際にデバイスを作動させ、警告音を出力したり、リレー信号を送信することができます。
この機能は通常、業務終了後に事務所を閉める時に開始し、翌日業務を始める際に解除します。
警戒ゾーンをサポートするデバイスリストは、文書下段を参照してください。
警戒ゾーンは現在RS-485に接続するローカルゾーンのみサポートされ、グローバルゾーンでは使用できません。
警戒ゾーンは入力設定により侵入を感知することができ、ドアセンサーは侵入感知にも使用されます。
警戒状態に対する出力および信号は、様々に設定できます。作業条件および動作メニューから、特定イベントについて管理者にEメールで知らせるよう設定することもできます。
警戒開始時にはユーザーは進入できず、認証を試した後に拒否されると該当ログが記録されます。イベントログ類型についての詳細内容は、Knowledge Baseから警報ゾーンに関連する構成ガイドを参照してください。
1. BioStar 2にデバイスを追加してください。
2. ドアにデバイスを追加してください。
ドアの構成方法は ドアの生成を参照してください。
3. ゾーン(ZONE)メニューをクリックしてください。
4. ゾーン追加(ADD ZONE)をクリックしてください。
5. 警戒アラームを選択した後、適用をクリックしてください。
6. 警戒ゾーンの名称を入力してください。
7. 侵入を検知するドア(Door)を選択してください。
8. ゾーンを有効してください。
9. 必要な場合には、遅延時間(Delay Time)を設定してください。
解除遅延時間:侵入が検知された場合、設定した時間(秒)の間、侵入検知(Intrusion alarm detected)イベントに対する警報動作を行いません。
10. デバイスの警戒/解除方法を選択する場合は、+追加(+ Add)をクリックしてください。
1. カード:デバイスで警戒/解除するには、警戒カードの登録が必要です。
2. デバイス:キーパッドもしくはLCDのあるデバイスで可能です。
- A2:警戒を開始するには、LCD画面上の赤色の開始ボタンを押してください。解除の際は、同じボタンをもう一度押してください。
- BioStation 2、BioStation L2:警戒を開始するには、1秒間F1を押した後、さらに1秒間F2を押してください。
3. 警戒/解除設定(入力):外部入力信号で警戒を開始/解除するには、このオプションを使用してください。
11. 警戒ゾーンを警戒/解除する警戒/解除グループ(Access Group)を選択してください。最大128個のグループを設定できます。
12. +追加(+ Add)をクリックして、侵入を検知する入力ポートを構成してください。ドアセンサーも侵入検知に使用できます。
13. 警報を設定するときは+追加(+ Add)をクリックします。特定イベント発生時に作動するよう警報を構成してください。デバイスで警告音を出力するよう設定したり、リレー出力信号を送信することができます。
次のイメージは、警戒ゾーンで使用できるイベントオプションです。
次は、警戒ゾーンに構成されたBioStation A2デバイスを警戒開始したサンプル動画です。警戒が開始された状態で認証試行が行われ、警戒が解除されます。
下記は、BioStar 2.5で警戒ゾーンをサポートするデバイスです。
- BioStation 2 FW 1.5.0
- BioStation A2 FW 1.4.0
- CoreStation FW 1.0.0
- P2 FW 1.0.0
- R2 FW 1.0.0
下記は、BioStar 2.6から警戒ゾーンをサポートするデバイスです。
- BioStation L2 FW 1.3.0 以上 - W2 FW 1.2.0 以上 - FaceStation 2 FW 1.1.0 以上
他のEntry系列デバイスは警戒ゾーンをサポートしません。