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BioStar 2システムは、デバイス内部に保存されたテンプレートと、スキャンした指紋テンプレートをマッチングしてユーザーを認証します。また、指紋テンプレートをカードに保存し、デバイスに保存するよりもセキュリティー性を高め、認証速度を上げることもできます。BioStar 2では、管理者がアクセスオンカードと呼ばれるカード機能を利用することができます。アクセスオンカードを発行すると、ユーザーの指紋テンプレートをカード内に保存し、認証のために持ち歩くことができます。そうすることでデバイス内部にユーザー情報を保存する必要がなくなるため、セキュリティーをより強化できます。

アクセスオンカードやセキュアクレデンシャルカードなどのスマートカードを発行するには、まずスマートカード形式を構成してデバイスに適用しなければなりません。

アクセスオンカードの場合、ユーザー情報をデバイスに送信する必要がありません。セキュアクレデンシャルカードの場合、デバイス内部に基本ユーザー情報が保存されていなければなりません。セキュアクレデンシャルカードは、指紋テンプレートをカード内部に保存する場合のみ使用されます。
アクセスオンカードを書き込んだ後にBioStar2 DBからユーザー指紋テンプレート情報を削除するには、[AoCの発行時に個人データとクレデンシャル情報データを削除する]を有効にします。
BioStar2の[設定]>[サーバー]>[AoC発行時に個人データとクレデンシャルデータを削除する]

また、自動ユーザー同期を無効にしてください。BioStar2サーバーがユーザー情報をデバイスに自動的に同期します。


スマートカードの形式設定

1. 設定 > カード形式 > スマートカード追加をクリックしてください。


2. スマートカードの形式名を入力してください。AoCカードとSCカードにサポートされるカードの種類には、MIFARE、iCLASS、DESFireの3種類があります。スマートカードとして使用するカードを選択してください。


BioStar2.6以降では16進キーを使用できます。16進数カードキーの構成
DESFireカードは、暗号化類型がDES/3DESである場合にのみサポートされます。


3. カードに対し最大2つのサイトキーを使用するように選択できます。補助キーを使用するには、先に活性化しなければなりません。キーを使用しなければならない場合は、確認欄を選択します。

空のカードにキーを書き込もうとしている場合は、プライマリーキーにキーを入力してセカンダリーキーをオンにします。セカンダリーキーは空白のままにします。



4. カード内にいくつのテンプレートを保存するのか、またどのブロックから情報の保存を始めるかを構成できます。カードスペースの不足によりテンプレートが入らない場合には、テンプレートのサイズを構成することもできます。



設定したスマートカード形式をデバイスに適用

デバイスにスマートカードを読み取らせるには、デバイスがスマートカードの形式を含むよう設定しなければなりません。

1. デバイス > デバイス選択 > 認証タブ > カードID形式をクリックしてください。

2. スマートカードの形式レイアウトメニューが表示されます。適用するレイアウトを選択してください。




カードフォーマット

カードをスマートカードとして使用するには、まず先にフォーマットしなければなりません。カードをフォーマットすると、ブロックに保存されたカード情報が削除されます。

1. ユーザー > ユーザー選択 > +カードをクリックしてください。



2. カード種類のメニューから、カード読み取りを選択してください。

3. カードをフォーマットするデバイスを選択してください。

4. カードフォーマットをクリックした後、デバイスでカードをスキャンしてください。フォーマットに成功すると、デバイスから音が鳴ります。


スマートカードの発行

1. カードの種類スマートカード登録に変更してください。



2. スマートカードを発行するデバイスを選択してください。

3. スマートカードの種類を選択してください。アクセスオンカードとセキュリティークレデンシャルカードがサポートされます。

  • アクセスオンカードは、セキュリティーIDと同一のユーザーIDを使用します。
  • セキュリティークレデンシャルカードのセキュリティーIDは修正が可能です。


4. カードに使用する指紋テンプレートを選択してください。例えば、希望の指紋テンプレートをクリックすると、指紋テンプレートが強調されて表示されます。
万一、指紋テンプレートがない場合は、指紋を登録後、再度行ってください。



5. スマートカード使用ボタンをクリックしてください。