外部WiegandデバイスでCoreStationを構成する方法

*CoreStation構成についての基本情報は、CoreStationの構成を参照してください。

ここでは、外部のWiegandデバイスをCoreStationに連結する方法を学ぶことができます。また、この内容をドアでの認証およびアクセス管理といった作業に活用することができます。

例で使用した材料
1) HID Proximityリーダー5355
2) CoreStation
3) 125kHz HID Proxカード

1. CoreStation設置ガイドで、配線についての説明を確認してください。 CoreStation Manual

2. この例では、WIEGAND 2の入力とこちらの電源を使用します。

3. 使用する外部Wiegandデバイスに合ったガイドを探すと、該当製品の配線についての説明を確認できます。配線についての説明に従い、WiegandデバイスをCoreStationに正しく連結してください。

4. 正しく配線するには、以下のような配線設定が必要です。
- TTL出力ポート4と5には、LEDやブザーを連結します。

5. 次に、BioStar 2にアクセスし、デバイスメニューに移動してください。簡単検索をクリックした後、CoreStationを追加してください。

6. 追加されたCoreStationをマウスで右クリックした後、Wiegandデバイスの追加を選択します。Wiegand Reader 2(xxxxxxxxxx)を選択した後、追加をクリックしてください。

7. 追加されたWiegand Reader 2をクリックして、必要な項目を設定してください。LEDおよびブザーを制御するには、特定の出力に設定してください。
- この例では、出力4と5がWiegand 2の入力に近いため、このように出力ポートに配当します。

8. 次にユーザーメニューに移動し、ユーザーを選択してください。この例では、基本管理者が選択されています。ユーザーにカードを配当するには、 資格タブから +カードボタンをクリックしてください。

9. カード登録(Enroll Card)ウィンドウで使用するカードのタイプに応じて、適切なWiegandの設定を選択してください。デバイスは、カードをスキャンしてカードIDの程度を自動的に得ることができます。この場合、26 bit SIA Standardがカードデータフォーマットとして使用されます。
1) 登録方法(Registration Option)カードリーダーによる登録(Register by Card Reader)に設定してください。
2) デバイスをWiegand Reader 2に設定してください。
3) カード読み込み(Read Card)をクリックした後、デバイスでカードをスキャンしてください。
4) 登録(Enroll)をクリックしてください。

*変更事項は、メインメニューから適用(Apply)をクリックすると最終適用されます。

10. モニタリングメニューに移動して、リアルタイムログをクリックしてください。Wiegandリーダーでカードをスキャンすると、該当Wiegandリーダーが CoreStationにカード情報を送信し、ユーザーに配当したカードIDで認証の成功が確認できます。また、カードをスキャンする際のブザーとLEDの作動も確認できます。

11. では、さらに詳しい過程を見てみましょう。ドアメニューに移動して、ドアの追加をクリックした後、適切な名前を設定してください。この例ではSupremaに設定されました。
1) Wiegandリーダー2で 端末(入)(Entry Device)を構成してください。
2) Relay 2でドアリレーを設定してください。
3) 退室ボタン(Exit Button)やドアセンサー(Door Sensor)をSupervised Inputs 4と5に設定してください。
4) 解錠時間(Open Time)を設定してください。この時間は、リレーが点灯したり消えたりする際に、ロックとロック解除との間の時間がどれぐらいかかるかを意味します。

12. デバイスメニューに移動し、CoreStationをクリックしてください。高級タブをクリックした後、退室ボタンやドアセンサーで設定したSupervised Inputs 4と5を活性化してください。抵抗は基本的に2.2k Ohmsに維持することができます。適用をクリックすると、Supervised Inputs 4と5により緑色のLEDが点灯することが確認できます。

* Supervised Inputsについて、2.2kωの回路抵抗が必要な理由は、DM-20 Wiring Examplesを参照してください。

13. そしてもう一度モニタリングメニューに移動した後、リアルタイムログ(Real-time Log)をクリックしてください。Wiegandリーダーでカードをスキャンしてください。これで、認証の成功有無だけでなく、ドアリレーが作動してドアがロックされたり、開くのを確認することができます。Relay 2で赤色LEDが点滅するだけでなく、電子音の発生も確認することができます。ロック解除とロックとの間の遅延時間は11段階で設定した開門時間により異なります。


リレー作動ビデオ