Supremaデバイスは、それ自体でアクセス規制に使用することもできますが、指紋または顔認証を提供する知能型リーダーとして、Wiegandを通じて他社のアクセスコントローラーに接続して使用することもできます。この場合、認証に成功した後にWiegand信号を送信しなければなりません。BioStar 2では、ユーザーが保有する認証手段(クレデンシャル)と、使用された認証手段によりWiegand値を送るよう設定されています。

認証に成功した際に、装置がWiegand信号を送信するよう設定された場合、作動方式は使われた認証手段により異なります。

カード認証

BioStar 2では、ユーザー当たり最大8つのカードを割り当てできます。

デバイスがWiegand信号を送信するよう設定すると、カードは直ちに使用が可能です。これは、装置が読み取った形式のカードデータを送信します。例えば、IDが1512-368214であるHID Corporate 1000カードが認証に使われた場合、カードデータはWiegandを通じてHID Corporate 1000形式で送信されます。


指紋認証

先に説明したように、カード認証は使われたカードに応じてカードデータを送信します。
では、指紋で認証する際はどうでしょうか?  答えはやはり、カードIDを送信するということです。しかし、この場合にはユーザーに登録された最初のカードIDを送信します。
カードを8つ保有するユーザーが指紋で認証すると、最初に登録されたカードIDがWiegandを通じて送信されます。例えばユーザーが指紋で認証すると、カードデータ56-41252は、26 bit SIA標準形式のWiegandを通じて送信されます。


カードを使わず指紋を利用してWiegand信号を送る方法

ユーザーがカードを使わずWiegandを通じて特定値を送信しなければならない場合があります。この場合、手動でカードIDを登録しなければなりません。
1. 登録オプション(Registration Option)手動入力(Enter Manually)に設定した後、カードを登録してください。


2. ユーザーID使用(Use User ID)ボタンをクリックすると、ユーザーIDをカードIDとして使用することができます。