固定勤務規則とは、職員が特定の期間内に決められた時間だけ仕事をする勤務規則です。

職員のスケジュール例:会社A

  • 1日の開始時間: 05:00
  • 勤務時間:月曜日から金曜日まで、08:00から17:00まで
  • 超過勤務:17:00から23:59まで(超過勤務は一般勤務時間の2倍で計算)
  • 昼食時間:12:00から13:00まで(勤務時間から1時間自動控除)
  • 休憩時間:職員が出入時間を登録して休憩時間を記録
  • 許容時間:職員は出入チェック時に15分の時間差が許容される
  • 時間の四捨五入:全ての勤務時間は1分単位で四捨五入
  • 時間記録の種類:勤務時間は最初の記録と最後の記録を基準に計算


職員のスケジュール例:会社A

1. 勤怠管理 > 勤務規則 > 給与コードをクリック後、給与コードを生成してください。

この勤務スケジュールに対するスケジュール計画の設計前に、どのような種類の給与コードを生成しなければならないか確認が必要です。給与コードは、勤怠記録管理および超過勤務管理で作業した様々な時間の範疇に対し、職員の超過勤務をどのような加重値で計算すべきかを指定するのに使用します。時間当たりの加重値を2に設定するとBioStarが勤務時間を2倍で計算し、時間当たりの加重値を3に設定すると勤務時間が一般勤務時間の3倍になります。

会社Aの場合、管理者は次の給与コードを生成して割り当てなければなりません。

給与コード名 給与コード類型 時間当たりの加重値 オプション
正常勤務 勤怠記録管理 1 赤色 -
超過勤務2倍 超過勤務管理 2 黄色 -
病気休暇 使用者不在管理 1 - 勤務


使用者不在管理には、勤務および非勤務の2つのオプションがあります。
  • 勤務は、勤務時間から差し引かずに職員が使用できる時間です。
  • 非勤務は、勤務時間から差し引いて職員が使用できる時間です。

2. 勤怠管理 > 勤務規則 > 勤務規則に移動して、勤務規則を生成してください。

  • 勤務規則の種類は、勤務時間が固定されているか、あるいは職員が勤務開始時間と終了時間を柔軟に選択できるかを区分するのに使用します。

3. 種類固定に設定して1日開始時間05:00に設定した後、最初の認証出勤&最後の認証退勤オプションを許可に設定してください。


  • 会社Aは、基本的に勤務時間が午前8時から午後5時までに固定されています。
  • 一日24時間のスケジュール周期は、この1日の開始時間を基準とします。
  • 1日の最初のイベントと最後のイベントが“出勤”および“退勤”と見なされます。 このオプションは勤怠キーのないデバイスに有用です。

4. 時間スロットに移動した後に追加をクリックし、勤務スケジュールを追加してください。

5. ドロップダウンリストで正常勤務給与コードを選択し、開始時間を08:00、また終了時間を17:00に設定してください。最小勤務時間を04:00に設定し、食事控除を01:00に設定してください。


  • [選択]ボタンをクリックし、勤務スケジュールに割り当てられる給与コードのリストを表示します。BioStar 2では、一勤務規則当たり1つ、“勤怠記録管理”の種類の給与コードのみ選択できます。
  • 許容時間は、職員が15分遅れても、勤務規則によるいかなる不利益も受けないようにします。
  • 職員が最小勤務時間を満たさない場合、勤怠記録結果は“欠勤”となります。
  • 最小食事時間は1時間(60分)で、1時間(60分)全体を利用するかどうかに関係なく、総勤務時間から自動的に控除されます。

6. 時間スロットに移動した後に追加をクリックし、勤務スケジュールを追加してください。

7. ドロップダウンリストから超過勤務2倍給与コードを選択し、開始時間を午後5:00、また終了時間を23:59に設定してください。

8. 時間の四捨五入に移動して、勤務規則単位(分)を1に設定してください。

  • 時間の四捨五入は、勤務時間が特定の分間隔で四捨五入されることを意味します。½時間(30分)や¼時間(15分)のように、時間を正確に分けることのできる分数を単位に使うとよいです。該当基準は四捨五入および切り捨ての臨界値を指定します。


9. 勤怠管理 > 勤務規則 > スケジュールテンプレートに移動した後、種類を週別に設定してください。

  • スケジュールテンプレートにより、永久スケジュール周期を割り当てできます。
  • 日別:特定日数内のスケジュール配分に使用します(最大31日)。


10. スケジュールを月曜日にドラッグし、全体コピーボタンをクリックしてスケジュールをコピーしてください。土曜日と日曜日からスケジュールを削除してください。


11. 勤怠管理 > スケジュールに移動した後、新しいスケジュールを生成してください。

12. ドロップダウンリストからスケジュール テンプレートを選択し、スケジュールを変更する開始日と終了日をカレンダーでクリックしてください。

  • スケジュールは、選択された日から適用されます。

13. スケジュールに職員を割り当てます。

  • 使用者を個別に、または使用者グループ別に割り当てます。




  • 休日は設定 > スケジュール > 休日で生成しなければなりません。ここで生成された休日は、勤怠管理に自動的に同期化されます。
  • スケジュールを変更、または除去するまでは、職員がスケジュール周期に残ることになります。

14. 勤怠管理設定に移動して、勤怠管理デバイスを構成してください。

  • BioStar 2は、選択されたデバイスのイベントログのみ同期化します。