BioStar 2は2.7.6バージョンからBioStar 1.x to BioStar 2.x Migration Toolを提供します。


このツールを利用すれば、BioStar 1のデータベースに格納されたユーザー情報とログを、BioStar 2で手軽に移動しそのまま使用することができます。既存のBioStar 1システムを利用してから、内・外部の人のアクセス統制や、従業員の勤怠管理をより効果的に行うためにBioStar 2を選択した場合は、BioStar 1.x to BioStar 2.x Migration Toolを利用して、ユーザーのデータを移動してください。

1. BioStar 1.x to BioStar 2.x Migration Toolは、BioStar 2の最初のインストール時に一度だけ使用してください。BioStar 1.x to BioStar 2.x Migration Toolは、BioStar 1とBioStar 2のデータの自由な互換が目的ではなく、BioStar 1を使用していた組織でBioStar 2を使用する際に、既存のユーザーデータを簡単に移動できるようにするツールです。もしBioStar 2に、既にユーザーデータが生成されている状態で、このツールを利用して移行を進める場合には、BioStar 2の既存のユーザーは、1回のユーザーを除いてすべて削除されます。

2. BioStar 1.x to BioStar 2.x Migration Toolを実行する前に、使用環境を確認してください。
  • BioStar 1とBioStar 2の両方がインストールされている管理者のパソコンで、直接移行を進めてください。
  • BioStar 2のサーバーが実行された状態で移行を進めてください。
  • BioStar 1のデータベースにアクセスできる環境で、移行を進めてください。

BioStar 1.x to BioStar 2.x Migration Toolは、2.7.6以降のバージョンのBioStar 2インストールパッケージを通して提供します。

  • BioStar 1.x to BioStar 2.x Migration Toolの使用に関する詳細については、簡単ガイドをご参照ください。

ユーザーおよびログデータは、BioStar 1.xからBioStar 2.x移行ツールを使用して移行できます。ユーザー、ユーザーグループ、ユーザープロファイル、およびカード(CSNのみ)を移行する場合、データを移動できます。ログを移行するときに、完全または期間を設定することにより、ユーザーログを移動できます。
データの転送が完了すると、移行の結果値が表示されたポップアップが開きます。

  • データ転送中に移行が中断された場合、データは転送が行われた部分まで保存されます。移行を再試行する場合、ユーザーは全体のデータについて移行が最初からもう一度行われ、ログは中断された部分から続けて行われます。
  • ユーザー移行中にユーザーの重複または転送の失敗が発生した場合は、該当ユーザーIDのリストを、エラーレポートで確認することができます。レポートポップアップでエラーレポートをクリックすると、migrationResult.txtファイルが作成されます。migrationResult.txtファイルは[C:\ Program Files \ BioStar 2(x64)\ biostar-migration]で確認することができます。